私たち大学眼鏡は『老眼鏡』に特化した専門店であり、すべてのスタッフが“老眼鏡のプロフェッショナル”です。その観点から、改めて「老眼」とはどんな症状を指すものであり、何が原因で起こるのかといった基礎知識を説明していきます。皆さんの眼鏡選びの際に、ぜひ参考にしてみてください。
老眼とは? その対策法とは??
加齢に起因して“目の調節力”が弱まった状態。それが「老眼」の簡単な定義です。目の調整力がピークを迎えるのは、「12歳」と言われていて、「15歳」あたりからはずっと衰え続けます。そして40歳を過ぎた頃から、近くのものを見たり、細かい文字を読んだり、手元の作業をしたりする際に対象物を遠ざけないと焦点が合わせなくなり、多くの方が老眼の兆候を感じ始めます。
簡単にできる対策としては、適切な照明を使用するという方法が挙げられます。暗い環境の中で目を酷使することで、視力に負担をかけてしまうので、日頃から意識してみてください。
老眼のメカニズム
老眼を引き起こす原因としては大きくふたつが挙げられます。
まずは『水晶体の硬化』です。目の水晶体は非常に柔軟な構造で、さまざまな距離の物体に焦点を合わせるために、どんどん形を変えていきます。しかしながら加齢とともにその柔軟性は失われ、形を変える能力が低下するというのがひとつ目の原因です。
そしてもうひとつが『筋肉の弱化』です。「毛様体筋」と呼ばれる水晶体の周りの筋肉が加齢とともに衰えていき、特に近くのものに焦点を合わせる際の調整能力が低下していきます。
老眼は治療できる“病気”ではなく、年齢をとるにつれて必ず起こる“自然な体の変化”です。そして自分の目に合った眼鏡を選んだり、日々の過ごし方を意識したりすることで、その影響は軽減できます。例えば生活の中で、パソコンを使うことが多いのか、スマートフォンを使うことが多いのか、それだけでも対象物までの距離は変わり、眼鏡選びも変わってきます。
大切なのは、使用する目的や、遠視や近視、乱視、斜視など目の状態をきちんと把握し、最適な眼鏡を選ぶこと。ぜひ総合的なアドバイスができる老眼鏡の専門店である大学眼鏡に相談してみてください。