視覚は私たちが世界を理解するために、また日々の生活を送る上で、もっとも重要な感覚のひとつと言えるもの。「正しく見える」ということは、生活の質（＝QOL）を大きく向上させる要素だと言えます。
ではここで、良好な視覚が、どのようにQOLの向上に貢献するのか、具体的にひもといていきましょう。
１：安全に暮らすために
歩行時の転倒防止や交通事故のリスクを下げるなど、視覚が鮮明であればあるほど、周囲の状況や障害物の位置などをきちんと把握でき、安全性を高めることができます。
ドライブの楽しさも、「安全性」があってこそ。
２：つながりの構築に
人の顔や表情を認識し、識別できるということが、社会的なつながりを築くためには欠かせません。非言語コミュニケーションは視覚情報を通して行われるもの。したがって、それがクリアに見えるということが、人と人との関係性を深め、孤独感の減少にもつながっていきます。
相手の表情が読み取れることが、円滑なコミュニケーションの基本です。
３：学びや生産性の向上に
“学ぶ”という行為においても視覚は非常に重要な役割を担います。教材の読解や情報を処理し、新しいスキルの習得、また職場における作業の精度など、そのすべてにおいて、視覚がクリアであるかどうかが影響を及ぼします。
生涯学習の時代に、視覚は必要不可欠。
４：趣味や余暇の充実に
映画鑑賞や美術鑑賞、さらに自然の美しさを味わうことまで、多くのレクリエーションは視覚によって得られます。クリアな視界によってこれらの活動をより豊かにすることで、満足感や幸福感が高まっていきます。
“見えること”に対する不安をなくして、趣味を思いっきり楽しみましょう。
以上、４つの観点から、視覚がどのようにQOLの向上に貢献するかを紹介してみましたが、いかがでしたか？ 特に高齢者の方においては、良好な視覚によって、自立した生活が可能となります。
視覚の向上は、適切な視力矯正によって可能ですが、それにはきちんとした診察や検査が必要となります。またブルーライトカットの眼鏡の使用や、目の休息を取り入れたり、照明を適切な状態で用いるなど、視覚の健康維持の方法もあります。
そのためには定期的な眼科検診を行い、早めの対応をすることが大切です。単に「モノを見る」を叶えるだけでなく、豊かで活動的な生活をもたらしてくれる視覚。お悩み事がある場合は、お気軽に大学眼鏡までご相談ください。
